韓国語初級~中級学習者の本の選び方
今回はわたしが今まで韓国語学習するときに読んできた本の選ぶ基準や、こんな感じのがお勧めだよというのを紹介したいと思います。
韓国語学習を始めて、基礎的な文法や単語はわかるようになってきたくらいの初級後半~中級程度の方が本を選ぶときに、どうやって選んだらいいのか、どんな本が学習に役に立つのかを書いていきたいと思います。
すでに韓国語が完璧だ!できる!という上級の方向けではありませんが、上級ではあるが本を読むのは苦手だよって方も読んでいただくと、本を選ぶときの参考になるかもしれません。
まずわたしは物語はお勧めしません。難しいです。
もともと本を読むのが好きで、日本語の本も物語をよく読むという方はいいかもしれませんが、わたしのようにもとはそんなに本を読むほうではなく、学習のために読んでみたいだけという方は物語はやめましょう。
おすすめはエッセイです。
エッセイは難しい専門的なものもありますが、絵本のようにキャラクターが描かれているものもあります。
わたしはディズニーとカカオフレンズが好きなので、プーさんや、アピーチ、ライアンが描かれているものを最初は読んでいました。
こういった本は1ページに載っている文字数が少なく、文章も短めなので、文字を見るだけで眠くなると言った方でも、毎晩5ページは読むぞ!と目標をきめて読み進めやすいです。わたしは毎晩、適当に開いたページを読んでいました。不思議なことにその時考えていることや、悩んでいることに当てはまる文章が出てきたりします。
キャラクターのものよりも少し文章が長く、少しだけ難しい単語も多くなったもので、わたしがよく読んでいたのはヘミン和尚(혜민 스님)という方の本です。
海外の大学で仏教学を教えていらっしゃったこともある和尚様です。わたしは宗教に特に興味はないのですが、この方の本は読んでいてとても暖かく心が楽になるような言葉がたくさんありました。無理に仏教を勧めるような本でもありません。
こちらも夜寝る前に1時間って時間を決めて毎晩読んでいました。わからない単語は読み飛ばして、どうやっても内容的にわからないと思えば次の日に調べたりします。
そうして文章の中でその単語の持つ意味や使い方を辞書で調べるのでなく、感覚的に捉えて覚えると、会話や自分で文章を書くときに自然に使えたりします。
なのでわからないからと全てを検索して調べるのをやめてみると、早く読めるようになるし、わからなくても前後の文章で感覚的に理解するという力が身につき、TOPIKなどのテストで長文が出たときにも役に立つと思います。
エッセイは物語よりも日常的に使える文章や表現、単語がよく使われています。
いろいろな本を読んでいくうちに、これよくみる表現だ。とか、この単語よく使ってるなー。だとか発見があると思います。そういうものをインプットしてストックしていくと、次に自分が文章を書くときや、会話をするときに自然と使えたりします。
韓国語で本を読むなんてまだまだと思っている方も、まずはこういう手軽なものから読んでみてはどうでしょうか?