죽고 싶지만 떡볶이는 먹고 싶어 (死にたいけどトッポッキは食べたい)
本の紹介です。
韓国でベストセラーとになり、日本でも日本語訳版が発売された、「죽고 싶지만 떡볶이는 먹고 싶어(死にたいけどトッポッキは食べたい)」です。
ペク セヒ(백 세희)作家
2016年出版
もう4年以上前の本なんですね。
最近やっと読み始め、読み始めたら止まらなくて1週間くらいで一気に読みました。
内容は有名なので知っている方も多いとは思いますが、精神疾患を抱える作者と精神科の先生とのカウンセリングでの会話が書かれています。
そのなかで家族のこと、職場のこと、彼氏のこと、友達のことなどなど、前回のカウンセリングからその日までにあったことや思ったことを話し、先生からの助言を受けて行動してみて、またその結果を話す。
作者が感じる苦しみや生きづらさは大小違えど経験したことのあるものだと思いました。自己肯定感や自尊心の低さからくるもの、敏感になっているときに気になること。
わたし自身は浮き沈みのあまりない性格ですが、それでも落ち込むときもあるし、自信がないことも、なくすこともあります。作者が感じる苦しさや生きづらさは、そういうことってあるよねって共感する部分がたくさんあって、先生の言葉が自分へのアドバイスとなっています。
とくに極端に考えすぎるというところが、自分にも当てはまることだなとおもったり。
2巻に続く内容とは知らなかったのですが、2巻も読みたい!っていうか読まなくては!と思いました。
難しい単語がそれほどなく、会話文なので日常的に使える表現や文法もたくさんあるので、韓国語中級程度の学習者におすすめです。文末の表現や言い回しや敬語、丁寧語の使い方なども学べます。日本語訳版もあるので両方を読み比べることでさらに勉強になると思います。